活動内容
10/3,4に東京ビッグサイトで行われた「地方銀行フードセレクション2023」へと参加しました。この
イベントは、全国各地の食品メーカーと、百貨店や小売店、レストランなどのバイヤーが集まり、
メーカーが自社製品を宣伝したり、バイヤーとメーカーで商談を行ったりするイベントです。
我々はそこで食品メーカーの皆様と協力し、試食をしてくれたバイヤーに対し商品の改善のため
のヒアリング調査を行いました。また、全国各地の出展者の開発した商品を見て、どのような食
品があるのか確認しました。今後は調査結果の分析および商品改善案の提案をおこなっていき
ます。
・事業所さんの商品を試飲試食したバイヤーの方にヒアリング調査をしました。
・実際の商談会に参加し訪れたバイヤーの方に商品の感想をお聞きしました。
・ドレッシングを試食したバイヤーの方に、商品改善を目的とした、商品や業界についてのインタビューを行いま
した!
参加した感想
本PJの目標である「リアルなマーケティングを経験する」ということを達成できたと思う。
そもそもこれを目標にした背景には、マー研は実際のビジネスの現場を経験する機会が不足し
ていると感じた点が挙げられる。マー研では日々マーケティングを学び、ビジコンやワークショッ
プに参加している。もちろんこれらの活動は尊重されるべきものではあるが、そのほとんどは学
生向けのものであり、実際の現場を反映しているかというと疑問だろう。マー研のビジョンとして
「社会に通用する力を身につける」というものがあるが、そのためには、大規模なビジコンやワー
クショップへの参加に加えて、小規模でも良いので実際の現場を知るということも重要だ。そのた
め、今回は面白さや派手さを犠牲にし、リアルなマーケティングを経験することに重きを置いた。
本PJのメインともいえる商談会でのヒアリング調査は、本来は商工会議所が毎年行なっているも
のであり、今回はそこにお邪魔させていただいている。また、この調査はビジコンなどで行われる
調査と異なり、バイヤー1人1人にインタビューしつつ情報を集めていく。このような目の前の1人
の顧客と向き合う経験は、文系の就職先として多い「営業職」へと活かせるだろう。
従来のマー研は大手企業と提携し、巨大な市場に対し大規模な企画を考えるものが多かった。
だが、我々が社会に出たら、まずは営業や販売などの目の前の顧客と向き合う仕事に就くことが
多い。だからこそ、個々の商品について顧客1人1人の声を聞き、地味ながらも一歩一歩進んで
いく「リアルでミクロなマーケティング」の経験が必要だと感じた。この目標を達成できたため、私
は満足している。
「ヒアリングではその仕事をしている方からプロ目線の言葉を聞けたので自分が試飲した時には出てこなかった
回答を多数いただけました。また一般の人では入れない機会なので会場内を回るだけでも各事業所ごとに地元の
食品を活かした食品があったため非常に良い経験になりました。」
「バイヤーと販売者の直接的な交渉の場に居合わせる機会はあまりない機会で、しかもそこに対してインタ
ビューできるというとても貴重な体験でした。ありがとうございました。」